うちの妹はいろんな意味ですごいです。

某塾の入塾試験に2回落ちるという伝説を残し、
(※普通、入塾試験というのは、金づるを塾にいれるための試験なので
落ちない)
その後1年で偏差値を30以上あげるという伝説を残し、
ようやく入った某名門女子校を
「女子しかいない」という意味不明な理由でやめるという
なかなかアバンギャルドな人生を歩んでいて、
他人の目で見ているととんでもなく魅力的な、
けれども身内の目で見るととんでもなくハラハラする
逸材です。

純日本人であるにも関わらず、日本語がたまにおかしいところもポイントです。

「私のネコババがない」という彼女に
「それはヘソクリではないか」と、

また、「お姉ちゃんが一人暮らしを始めたら、私は長女になるの?」という彼女に
「お姉ちゃんは永遠に長女なんだよ」
と教えてあげるのも私の家庭内の重要な任務です。

タンポンをお菓子と間違えてむき始めたり、
冷蔵庫の母の手作りゼリーに手型をペチンとつけて怒られて
「だって触ってみたかったんだもん」と泣き出したり
彼女の不思議エピソードには事欠きません。

そんな彼女には類い希なる才能があります。
私の恋愛事情に関して私よりも詳しいのです。

小学校6年生以降の私の片思いやら両思いやら
に関して、彼女の右に出るものはいません。

「あの時、オネエちゃんは誰に何をあげた」
「この男の人はオネエちゃんにこんな失礼なことをした」
「オネエちゃんはつきあってる時あの人のこんなところがダメだって言った」
等等。

本人以上に詳しいのです。
元彼の名前を忘れても、優ちゃんに聞けば一安心。
誰といつどこで何を食べ、何を買い、何を約束したか、全記憶。
君は外付けハードディスクかね。

そのうち彼女は私の恋愛傾向のデータを蓄積し、分析するようになりました。

その結果、数々の名言が生まれました。

「オネエ、そろそろ顔で選ぶのやめたら?」
「オネエ、その人3年が限界だよ」
「オネエ、その人、稼ぐの?」
「オネエ、やりたい人とつきあいたい人って別なんだよ?わかってる?」

あああ。これが2歳年下の妹に言われる言葉だろうか。
ジーザス。

悪気があるのか無いのか、たまに爆弾も落としてきます。

「オネエは○○って人、好きでもなかったくせに
プレゼント貰うために、誕生日までつきあったんだよね?」
等と今彼の前で平然というので恐ろしい…。

優ちゃん、戦々恐々って言葉知ってるかな…?
それから、事実無根はわかるかな…?

けれどネタにしていられるうちが花です。

気まぐれな妹のことですから、ある日突然
「もうオネエの恋愛には興味ない」などと言いかねません。
そうすると私は元彼に関する膨大なデータと
分析を一挙に紛失することになるのです。

その前に、妹のbotでも作ろうかと本気で思います。

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